わたしと本当の本音Vol・2(全3話)
自分を掘り起こす勇気、ありますか?
『わたしの本当の本音って、何だろう?』
“内側を見ること”
“心の声に耳を傾けること”
“<思い込み>や<ルール>などの概念は、幼少期・思春期に形成される。”
“内なる子供(インナーチャイルド)を癒すこと”など・・・
自己啓発関連や、スピリチュアル・占星術などの宇宙に関連する書籍やブログではよく語られているが、頭で知識は得たものの
『生きづらさを感じたくない。』
『心を軽くしたい。』
『マイナスの感情・思考を手放したい。』
心で納得という“腑に落ちる”感覚は、今まで得られなかった。
わたしが目指す場所は、本屋さん。
『コレだ!』
『もしかしたら、コレがわたしにとって重要なカギなのかもしれない。』
わたしは、伊藤絵美氏の書籍を3冊手に取り、レジへ並んだ。
“今”のわたしにBestタイミングな出会いだと感じる時は、決断・購入が異常に早い。
【本当の本音を知ることが、生き方・価値観を変える第一歩。】
前回の記事はコレ。
mizuki-time-space.hatenablog.com
前回の続き。
🌸わたしは、わたしのカラダの水(細胞)に素直になる②🌸
●焦点:その時“今、ここ”の問題
●認知:その時頭に浮かぶ・よぎる“瞬間的な浅いレベルの認知(自動思考)”
★スキーマ療法
●焦点:生き方・価値観
●認知:自分・他人・自分を取り巻く世界に対して抱いている“継続的な深いレベルの認知(スキーマ)”
わたしは、“継続的な深いレベルの認知”を、“生きている間の深いレベルの認知”と捉えている。
幼少期・思春期に
本当の本音が十分に満たされない、もしくは傷つけられた“生きている間の深いレベルの認知(スキーマ)”を、早期不適応的スキーマと呼び、18項目ある。
★中核的感情欲求
人間が、当たり前に持って当然のごく正当な欲求と言われる。
子供であれば、親や周囲の大人に対して持って当然のごく正当な欲求。
わたしは、この中核的感情欲求を“人間の本当の本音”と捉えている。
これらを元に自分を掘り下げていく必要があると、嫌だけど、わたしは判断した。
スキーマ療法は、<過去>の傷つき体験と
その<過去>の傷つき体験が原因で引き起こされた<現在>の傷つき体験を扱うので
決してラクな作業ではない。
だけど
『なんとなく、こうなんだろうなあ。』という予想はしているけど
『モヤモヤしている。』のは事実だから、スッキリさせたかった。
このモヤモヤ感だって、わたしのカラダの水(細胞)が反応している証拠。
🌸~わたしの欠点~決断力・実行力に欠ける大元の原因は、コレだ!🌸
<参考>
著者:伊藤絵美氏
書籍:アスク・ヒューマン・ケア
~スキーマ療法~
書籍:医学書院
~ケアする人も楽になるマインドフルネス&スキーマ療法Book1/Book2~
★認知行動療法(基本モデル)
●出来事
⇒仕事でミスをして、営業から大きな声で皆の前で怒られた。
●認知(自動思考)
⇒『あーあ、ミスしちゃった。ちゃんと確認したはずなのに。この人、なんでいつもすぐ怒鳴るんだろう?自分より下の人間にはいつも強気。皆が見てる。恥ずかしいなあ。もう、失敗したくない。長い時間掛かるのかなあ。早く終わってほしい。』
●気分・感情
⇒恐い。悲しい。辛い。ショック。落ち込み。
●身体反応
⇒震える。固まる。視界が歪んで見える。
●行動
⇒立ちっ放し。とりあえず返事をするだけ。言い返せない。
認知行動療法では、“瞬間的な浅いレベルの認知(自動思考)”での自分の反応に気付くことが先。
その後
必要あれば、“生きている間の深いレベルの認知(スキーマ)”を理解していく。
最初から、“生きている間の深いレベルの認知(スキーマ)”に着目しない。
それは
“今、ここ”の問題に焦点を当てる問題解決志向だから。
★スキーマ療法
●出来事
⇒仕事でミスをして、営業から大きな声で皆の前で怒られた。
●認知(スキーマ)
⇒①人はわたしを攻撃してくる。②人はわたしを理解してくれない。③わたしには良いところなんて無いんだ。④わたしは、無能だ。⑤わたしは、やられっぱなしになる。⑥わたしは、何をやっても失敗してしまう。⑦人に、攻撃されたくない。⑧わたしより、相手を優先するのは当然のこと。⑨人から評価されなくてはダメ。⑩人生は苦しいことだらけ。⑪わたしは、楽しんではいけない。⑫手抜きしてはならない。
●認知(自動思考)
⇒『あーあ、ミスしちゃった。ちゃんと確認したはずなのに。この人、なんでいつもすぐ怒鳴るんだろう?自分より下の人間にはいつも強気。皆が見てる。恥ずかしいなあ。もう、失敗したくない。長い時間掛かるのかなあ。早く終わってほしい。』
●気分・感情
⇒恐い。悲しい。辛い。ショック。落ち込み。
●身体反応
⇒カラダが震える。固まる。視界が歪んで見える。
●行動
⇒立ちっ放し。とりあえず返事をするだけ。言い返せない。
“瞬間的な浅いレベルの認知(自動思考)”に着目するのはモチロンのこと
スキーマ療法では、読んで字の如く、“生きている間の深いレベルの認知(スキーマ)”にも着目する。
それは
生き方・価値観に焦点を当てる問題解決志向だから。
わたしは、どんだけ早期不適応的スキーマがあるんだ・・・。
本当の本音が十分に満たされない、もしくは傷つけられた<過去(幼少期・思春期)>の傷つき体験によって
早期不適応的スキーマが形成され、大人になってからも、その人を生きづらくさせる。
そう。
わたしの<過去(幼少期・思春期)>の傷つき体験は、教育虐待・身体的虐待。
ママから受けた、不快な出来事が何度も繰り返されることで
ママに対して思っていたことが、ママ⇒他人に対しても同じ思いを抱いてしまう。
★認知行動療法(基本モデル)を、わたしの幼少期に当てはめると・・・
(伊藤絵美氏の書籍には、幼少期の頃の出来事を、認知行動療法(基本モデル)に当てはめて検証することはしていません。わたし自身が検証しやすくする為です。)
●出来事
⇒『テストで90点以上取れなかった。』
●認知(自動思考)
⇒『ママに怒られる。怒鳴られる。罰を与えられる。長い時間掛かるのかなあ。』
●気分・感情
⇒『こわい。こわい。こわい。悲しい。辛い。』
●身体反応
⇒ドキドキする。手足が震える。視界が歪んで見える。
●行動
⇒身体が固まって動けない。抵抗しても、力で勝てない。
🌸わたしの本当の本音🌸
★わたしの表面的な本音
『ママに怒られたくない。怒鳴られたくない。罰を受けたくない。ママと長い時間一緒にいたくない。』
↓↓↓ ではなく
★わたしの本当の本音
『だらけていたわけじゃない。頑張ったけど出来なかった。頑張ったことだけはわかってほしい。勉強ばっかりじゃなくて、本当は、みんなとたくさん遊びたい。ママの言うなりに動くんじゃなくて、本当は、自分でやりたいと思うことをやりたい。ママから罰を貰うんじゃなくて、本当は、わたしを抱きしめてくれて、わたしを愛してくれるママでいてほしい。』
🌸やっぱり、“くそばばあ”はやめられない。🌸
先日ママと会った時、ひょんなことから、わたしの子供の頃の習い事の話になった。
ママ:『あの時、英会話をマスターしていれば、あんたも1つくらいは取柄があったのにね。』
相変わらず、ママはひねくれた年寄り。
わたし:『英会話にピン!ときたなら、ママが英会話をマスターすればよかったんじゃないの?』
わたし:『ママが英会話をマスターして、わたしに<見本><手本>を見せてくれればよかったんじゃないの?』
ママ:『・・・・・。』
ママは無言だった。
今更、わたしの本当の本音をぶつけたところで理解する母親ではない。
『自分は間違っていない。』が根底にある母親だから。
今までのわたしだったら、めんどくさいが先に立って、言い返さず無視するか
『あんたにそんなこと言われる筋合いない。ママが英会話できないなら、わたしもできなくてOKでしょ。』と、言い返していたと思う。
無視したり、感情論で言い返しても、やっぱり相手に真意が伝わらないんだよね。
だけど
伊藤絵美氏の3冊の書籍のおかげで
“子供にとって、親は<見本><手本>となるべき存在”というニュアンスで言い返したから
ママは、無言になったんだと思う。
(伊藤絵美氏は、書籍の中で、親と対話することを推奨する発言は述べていません。わたしなりの解釈で言い返しただけです。)
ママの“くそばばあ”っぷりは、やめられないらしいが
ママのことを“くそばばあ”と思うわたしも、またやめられない。
わたしは女性なので、できればこのような言葉を使いたくない。
でも、無理。
やっぱり、無理。
数十秒考えたけど、どうやら無理らしい。
離れて暮らしている分、ママからの電話は最高に嬉しいワケではないが、安堵する。
パパはもう亡くなっているから
『あとどれくらいの時間をママと過ごせるのだろう?』と思う。
ママから不快な出来事を何度受けてもそう思うのは、たぶん依存しているから。
それは
わたしの本当の本音が、十分に満たされていないから。今も傷つけられたままでいるから。
そして
ママも、わたしに依存している。
ママがわたしに依存している理由は、これもまた、ひょんなことからわかった。
この依存も、早期不適応的スキーマ。
🌸うそー!大元の原因の大元の原因は、コレだ!🌸
役所の手続き関係のことで、ママの出生地の住所が必要だった。
ママ:『そんなの、知らないわよ。』
わたし:『なんで、自分の生まれた場所がわからないの?』
ママ:『貧しかったから、親と一緒に住んでいないわよ。』
わたし:『はっ?意味わかんない。』
ママ:『親戚に預けられてたからね。』
『貧しくて、学校もろくに通えなかった。働かされてた。』というのは、以前から聞いていた。
だから
わたしに対する教育虐待は、ママの学歴コンプレックスによるものだと、なんとなく理解していた。
だけど
『親戚に預けられて、親と一緒に住んでいなかった。』というのは、初耳だった。
『だからこの人、子供への愛し方・守り方を知らないんだーーー!』
『ママも、親から愛情を貰っていなかったんだーーー!』
わたしには、衝撃過ぎた。
親戚に預けられ、文句も言えず、やりたいことも出来ず、働くことしか術が無く、肩身の狭い思いをして生き延びてきた人なんだ・・・。
ママも、早期不適応的スキーマに犯されていたんだね。
『辛かったんだね。大変だったんだね。』と思いつつも、これから先も、ママを“くそばばあ”と思うことはやめられないと思う。
それはそれ。これはこれ。
ママの人生はママの人生。わたしの人生はわたしの人生。
わたしは、『こういう自分、ヤダ!』を抜け出したいから。
ママの両親。
つまり、わたしのおじいちゃんとおばあちゃん。
わたしが生まれた時には既に亡くなっていたけど
(どうやら、おばあちゃんは外に男を作って出て行ったらしい。
⇒ママも浮気癖があったから、家にいないことあったしね。やっぱり似るんだ・・・。
⇒わたしは浮気はしません。)
おじいちゃんとおばあちゃんは
それぞれのひいおじいちゃん・ひいおばあちゃんとは、どういう親子関係だったんだろう?
これ、代々続いていたらコワイな・・・。有り得るな・・・。
これ以上知るのはコワイから、これ以上詮索するのは止めた。
わたしの幼少期に、わたしを虐待し
わたしの思春期には、外に男を作ってろくに家に帰ってこない自由奔放な母親。
家に電話が掛かってきたかと思えば
『流氷、キレイよ~。』
場所は、網走。
感動を伝えたくて電話してきたんだろうけど、知らない間に、男と旅行で北海道へ飛んでいる。
『わたしは、ここに住んでいます。』
住民票に記載されている住所は、いったい何の為にあるのだろう?
続きは次回のブログで!
🌸“今”のわたしには、これが精一杯🌸
🌸わたしには、責任が無い🌸
🌸表面ではなく、琴線🌸
🌸マインドフルネスって、なに?🌸
🌸悲しいけど、正直に残そう。🌸
《わたしと本当の本音Vol・3(最終話)》へ続く・・・。