わたしと時間と宇宙

わたしと時間と宇宙

かけがえのない時間と宇宙の神秘が、私に教えてくれること。

わたしと水と寄付Vol・1(全2話)

毎年11月19日“世界トイレの日”、

ご存じでしたか? 

 

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ウォーターエイド | 水・衛生専門のNGO

 

 

🌙わたし的意識🌙

わたしは、その日の月星座を意識して、日々過ごしている。

【そこにどんな意味があるのか、宇宙の意図は何だろう?】

 

🌙~エピソード~その日は魚座♓のお月さま🌙

わたしは電車に乗っていて、ぶら下がっている広告に目をやった。

その広告に吸い込まれていく感覚。

わたしは時々、その対象物から数秒間目が離せなくなり

器に収まるというか、あるべき場所に戻るというか、心がゆっくり着陸するような感覚を覚える時がある。

 

『なんか、気になるこの広告。』

 

その広告は、“ウォーターエイド”の広告。

“ウォーターエイド”は

“全ての人々が清潔な水と衛生を利用できる世界”をビジョンに掲げて活動する、水・衛生部門のNGO。

魚座は、世界平和を司る。

 

しばらく眺めた後、思ったこと。

『“なんか、気になる”のは事実だから、とりあえず寄付してみよう。』

 

水の恩恵、絶対忘れてはいけない。

 

🌙わたしが決意したのは、この写真。🌙

とりあえず寄付した後、数日経って、領収書と会報誌が送られてきた。

わたしは、その会報誌に衝撃を受けた。

 

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上記写真は、現地で使用している生理用ナプキン。

女性ならわかると思うけど、わたし達が使用している紙ナプキンではなく、布ナプキン

使い捨てではなく、再利用可能なナプキン。

彼女達は、自分達で縫製する方法を学び、製作・使用している。

 

『吸収率は?こんなんじゃ、足りないわよっ!』

『出血量の多い2日目~3日目なんて、どーするのよっ!』

 

地域環境も整ってない上に、女性にとってデリケートな問題が、様々浮かび上がってくる。

わたしはこの写真を見て、多額は無理でも、自分の出来る範囲で継続寄付しようと決めた。

 

🌙世界は、何を目標にした?①🌙

2015年9月の国連サミットで採択された“持続可能な開発目標”。

17の目標のうち

目標6

『安全な水とトイレを世界中に。』

●あらゆる場所(家庭・学校・職場・公共施設など)で、必要な時にいつでも安全な水を利用できること。

●トイレに手洗い用の水と石けんが常備されていること。

●プライバシーが保護された状態で、排泄物が安全に処理されること。

目標4

『質の高い教育をみんなに。』

全ての人が利用可能な学校設備の建設と改善をターゲットとしている。

学校で適切なトイレを利用できれば、子供達は安心して就学を継続することができる。

世界で約6億2000万人にのぼる子供達が、学校で適切なトイレを利用することができない。

⇒世界中の学校のうち、1/3は適切なトイレが無い。

(小学校の1/5・中学校の1/8は、トイレそのものが無い。)

●休憩時間に用を足す為に、家に戻らざるを得ない。

●学校内の茂みで野外排泄をせざるを得ない。

●建築設備に不備・足置き場が無い・汚物が溢れているなど、学校のトイレが不適切な為、子供達がケガを負いやすい。

●体調不良や月経が理由で、授業を休まざるを得ない。

●照明・ドア・カギが無いトイレを利用することによって、いじめ・からかい・暴力を受けやすくなり、特に女性の場合、性的暴力の被害に遭いかねない。

 

🌙世界は、何を実施した?①🌙

全世界で約10億人の障害者。

彼らの80%が低所得国で暮らしていることもあり、適切なトイレ・清潔な水を得ることは更に難しい。

 

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上記写真は、片足で生活をしている少女。

和式トイレに似た、しゃがんだ形で用を足す形式のトイレでは利用することが困難で、家に帰ってから用を足す。

手すり付きの洋式水洗トイレを設置。

 

 

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上記写真は、月経を学ぶ際に使用する“ビシェスタ人形”。

知的障害者本人が、“ビシェスタ人形”を使って生理用品の交換などを練習。

そして

知的障害者の月経時、知的障害者本人が精神的にも肉体的にもコンディションが優れない場合に備えて

介護者も知識とスキルを習得し、適切に対応できるようにする。

 

トイレ・手洗い・飲用の為の給水設備があっても、障害者が利用しやすいものではない。

利用しにくい施設が教育現場だった場合、子供達は就学することが難しくなる。

●学校に長時間滞在できず、授業を受けられない。

●友達ができにくい。疎遠になる。

教育を受ける機会や、社会から自立を図られる機会を失ったまま大人になり、自宅で孤立し、日常生活を送る上で、身内や周囲の人間に依存せざるを得ない。

精神的・肉体的な自立や就労ができず、貧困の連鎖を生み出す。

 

🌙全ての家に安全なトイレがあるのは、世界でも日本を含む17ヵ国だけ。🌙

これ。

わたしには、かなり衝撃だった。

日本政府が承認した国家数は

日本を含め196ヵ国(2015年5月15日現在)。

日本基準だけど、196ヵ国中17ヵ国が『全ての家に安全なトイレがある。』と言う・・・。

この“安全なトイレ”とは、ふだんわたし達が当たり前だと思っていること。

●汚物を流せる水洗トイレ。

●プライバシーを保護する隔離されたトイレ。

●水・石けんが常備されている手洗い場。

など・・・

わたし達が当たり前だと思っている“安全なトイレ”を確保すること、使用することは

人間にとって“基本的な権利”だと、わたし達は疑いも無く認識している。

 

 

『なんか、気になる。』

電車の中でたまたま見かけた“ウォーターエイド”の広告だけど

『とりあえず、寄付してみよう。』

領収書と一緒に送られてきた会報誌に衝撃を受け、継続寄付しようと決めたけど

全て“なんとなく”から始まった出来事だけど

『日本は、豊かなんだ。』という再認識と

『世の中には、知らないことがたくさんあるんだ。』という、自分の無知を知った。

 

 

続きは次回のブログで!

🌙約22万人?約28万人?約14万人?何の数字?🌙

🌙世界は、何を目標にした?②🌙

🌙世界は、何を実施した?②🌙

🌙わたしが考える処方箋~寄付は自分が存在している証。~🌙

《わたしと水と寄付Vol・2(最終話)》へ続く・・・。